このごろ
たけくんが肌の事や、脂肪酸の事などを語りまくっているので
兼子も語ってみようと思います。(真似っ子)
近頃、軟水と硬水とは何か?
軟水器と浄水器の違いは何か?
そもそも、軟水器は必要ないのでは?
など、いろいろ聞かれることが増えてきたので
ここらで、少し整理しようと思います。
まず軟水と硬水とは何か?と言う初歩的なところから。
川や地下水のもとになっている雨は
空気中の水蒸気が水の粒になって降ってくるもので、
その中にはミネラル分はほとんど含まれていない
蒸留水のようなものです。
地上に降り注いだ雨は、
地表を流れて川になったり、地面にしみこんで地下水になったりするのですが、
そのときに地面に含まれるミネラル分が水に溶け込みます。
水道水には鉄、ナトリウム、カリウムなど
数多くのミネラル分がとけ込んでいますが、
それらのうち比較的多く含まれるミネラルがカルシウムとマグネシウムです。この2つは硬度成分と呼ばれ、その濃度のことを硬度と呼んでいます。
硬度は1リットルの水に硬度成分(炭酸カルシウム)が
どれだけ溶けているかを示したもので、
日本の水道水の平均硬度は50~60(mg/L)、
地下水の硬度は水道水に比べて高いものが多いようです。
海外の硬度に比べて、日本の硬度は比較的低いのですが、
硬度は地域によってずいぶん差があります。
各地の硬度は上関さんのこちらの表でご覧ください
(上関さんとは何者か・・?みなさんご存知とは思いますが「軟水のお風呂で赤ちゃんの肌に」の著者でもある軟水オタク!hair geneのお友達)
硬度は石けんの泡立ちに大きく影響します。
石けんが使いやすい水を軟水、
逆に使いにくい水のことを硬水と呼んでいます。
世界保健機構(WHO)のガイドラインでは、
軟水は0~60mg/リットル
中程度の軟水60~120mg/リットル
硬水120~180mg/リットル
非常な硬水180mg/リットル以上
先ほどご案内した
上関さんの日本の各浄水所の硬度表を見ると
軟水と言われる日本でも
非常に硬水とされる180mg/リットル以上の地域が
かなりある事にご注目下さい。
そろそろ
硬水、軟水とは何かの概要説明を終わりにします。
次回は
硬水の何が悪くて、何が良いのかなど
もう少し掘り下げた内容を考えましょう。・・・・・・・?