ユシャンって知ってますか？？　　by兼子

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皆さんは
「ユシャン」って聞いたことありますか？

「せっけんやシャンプーを使わずお湯でよく流して終わり」という髪の洗い方のことです
「お湯だけで臭くならないの？」とか「汚くないの？」とかいろいろ疑問も・・。

ちょっと前に
ニュートンという雑誌で「人の体に生息する細菌」など「バクテリア驚異の世界」という特集があったので
ちょうどよいと思いその内容を書きたいと思います。

ちなみに昨日
僕は家で麹菌を大量に培養しました！！



シャトルシェフという器具を使い
培養

食べたり飲んだり
とても甘くておいしいです（その名は甘酒）




このように
人間は食べ物はもちろん

体の外も
中も
バクテリアで満たされ
バクテリアなしでは生きていけないようです。

基本的に害を及ぼさず、生物の体に常に存在する細菌は「常在菌」と呼ばれる。

人の体には数百兆個、重さ数位キログラムもの常在菌が暮らす。主な種類は平均200～300種類だ。
人の体を作る細胞の数は約60兆個とされているので、それより圧倒的に多数の常在菌が私たちの体に生息していることになる。

常在菌は、私たちの体にさまざまな恩恵をもたらす。
最も大きな働きの一つは、外からやってくる病原菌から私たちを守ってくれるということだ。

例えば、皮膚や口の中など、病原菌がくっついて増えやすい場所にはすでに常在菌が定着して、生息場所や栄養分を確保しているため、病原菌が定着しずらい。
また、常在菌が栄養分を分解してできた物質が、その場所を病原菌にとって居心地の悪い環境にすることもある。
例えば、皮膚の表面には、脂質を含む皮脂や汗が分泌される。
皮膚の常在菌がこれらを分解すると、酸性の物質（脂肪酸など）ができる。
この酸性物質が、皮膚を弱酸性（ｐH5.5）にする。
この環境は、ほとんどの細菌にとって好ましい環境ではなく、病原菌は定着しにくい。
ちなみに、この酸性物質は体臭の元にもなる。

一方で、常在菌には、積極的に病原菌を攻撃するものもいる。
病原菌を攻撃する物質（抗菌物質）を分泌したり、人体の細胞をうながして、病原菌を攻撃する物質を分泌させたりするのである。

常在菌によるこのようなはたらきがなければ私たちは日々、自身の体にそなわるシステムでは対応できないほどの大量の病原菌に侵入され、生きていくことができないかもしれない。

（出典ニュートン）

要するに

洗剤でむやみに洗って常在菌まで流してしまうと
天然のバリアがなくなってしまうということです。

良い香りのシャンプーも心惹かれるかもしれませんが
洗いすぎにはくれぐれも注意しましょう


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