今年の5月に兼子がインドに行ったときは
乾季の真っ最中でした
6月から雨期に突入ですので 一番乾燥しているときです
なので
5月 ソジャットのヘナ畑は こんな感じ
「こんな時期に来ても 何もないよ!」と言うのもよくわかる光景
これが 11月になると1メートル近くまで青々と成長したヘナでこの場所も埋め尽くされるのです
ヘナは葉を粉にして使うのですが ヘナの収穫は 葉だけを取るのではなく
枝ごとです
それをそのまま乾燥させ 長い棒でたたいて枝から葉だけを落とします
この畑にもその枝の残骸が5月に行ったときにも 残っていました
柵のようなもののところに 黒っぽいものが転がっているのがわかりますか?
これが ヘナの葉をとった後の枝の残骸です
冬場に暖をとったりするために燃料として使うらしのですが ここにはこんなに放置されていました
冬に暖をとるといえば
こんな光景も見ました
この写真に写っている「小屋」のようなもの
何かわかりますか?
牛のふんで作ったレンガのような塊を積み上げて乾燥させているものです
これも 冬場に暖をとったり 煮炊きに使う燃料です。
インドは 都会と田舎の生活の差が激しいのです。(どちらがいいかはわかりませんが)
話をヘナに戻します
ヘナを収穫して乾燥中に 雨が降ると葉の色が茶色になって売り物にならなくなります
こうなってしまうと ほとんど商品価値がありません・・・。
同じヘナでも
きちんと乾燥させたものは グリーンがきちんと残ります
そして 発色もよいのです
茶色の商品にならないヘナ 実は インドでは ダイヤモンドグリーンと言うものを混ぜ
良いヘナの粉の色を作り(ほぼ判別不可能)
ピクラミン酸と言う化学物質を入れ良いヘナのように いやそれ以上な発色の物を作る業者がいたりします
(これも 色だけだとほとんど天然物と色の判別ができません)
これが 日本にも「ナチュラルヘナ」として輸入されていたりするので 要注意です!!!
2009年ごろに ピクラミン酸入りのヘナは日本でも問題になり
ヘナを取り扱う者たちを震撼させたことは記憶に新しいところです
ピクラミン酸入りのヘナの厄介なところは
きちんと勉強をしていないと 本物と偽物の見分けがつきづらいレベルです
偽物ヘナの仲間で 茶色ヘナを使わず 「ケズリ」と言われるヘナに似た植物を使った偽物もあります
粉にした感じや 水で溶いた時の使用感などヘナにとても似ていますが
色が全くつきません(当たり前ですが)
ケズリを使った偽物では「ダイヤモンドグリーン」は使われませんが
「ピクラミン酸」を使って発色させます
色々書くと 怖くなってしまう方もいるとは思いますが
hair geneは そのような偽物をつかまされてしまうヘナファンを作らないよう
努力しています